２００９年は９月１９日〜２３日にありがたい５連休が発生。かねて悲願の樺南の黄葉狩りに出掛けた。２年ぶりの訪問。前回は折からの初雪で一面の冬景色だったが、今回は真っ盛りとは行かないまでも、かなりの秋景色。思いがかなった。中３日の撮影は中日前半を雨にたたられたが、後は無風快晴の好条件。一足早い中国東北部の秋を楽しんだ。何度となく廃止の噂が飛び交う同鉄路だが、この先どうなるのだろうか？　再々訪問はあるのか？　残り少なくなった中国鉄路の蒸気機関車。今冬はさらに淘汰が進みそうだ。樺南Ｃ２の命運や如何に！

■ ２００９年９月２０日　立新〜駝腰子　初日、峠に向かう途中で下り込みの重車に遭遇。

■ ２００９年９月２０日　立新〜駝腰子　小谷を挟んで保線小屋を望むコウリャン畑から撮影。

■ ２００９年９月２０日　立新〜駝腰子　重車がプッシュプルで峠を登ってくる。あいにく煙はない。

■ ２００９年９月２０日　立新〜駝腰子　同じ列車。後補機の前の貨車に若い女性が乗っていた。レールバスが無くなったので客車代わり？

■ ２００９年９月２０日　紅光〜立新　終点の紅光方面をロケハン中に見つけたカボチャ畑で重車を撮る。思いのほか開けた地形で、背景の山の木々も秋らしい。

■ ２００９年９月２１日　下樺〜駝腰子　２年前に絶妙の夕陽シーンを撮った丘。この日は雲に覆われタイミングも合わなかった。

■ ２００９年９月２２日　紅光〜立新　早朝、逆Ｓ字カーブが見渡せる山に登って待つ。気温は８度。山の端から太陽が顔を出し、徐々に線路に光が当たりだす。やがて、見事な白煙を吹き上げながら山越えをする重車が姿を現した。

■ ２００９年９月２２日　紅光〜立新　廃虚となった民家の裏山に登ると大豆畑越しに鉄路が見える。所々色づいた森をくねくねとカーブしながら重車が近づいてきた。

■ ２００９年９月２２日　立新〜駝腰子　２台のＣ２が見事な協調音を山間に響かせながら、峠を登ってきた。サミットまでもう少し。

■ ２００９年９月２２日　樺南駅付近。道路と並行した鉄路を汽車が駆け抜ける。鉄路に隣り合うように立つ家の軒下で、おばあちゃんと少年が近づくＣ２に手を振った。

■ ２００９年９月２２日　樺南駅付近の夕暮れの貯炭場。もうすぐ地平線に太陽が沈む。１日のフィナーレと今回の撮影旅行の掉尾を飾るにふさわしい光景だった。