鶏西煤業専用鉄路再び

 昨年2月に訪れた黒龍江省の鶏西。ロシアの国境に近い炭鉱の町に、しぶとく十数両の上遊型蒸気機関車が生き残っている。しかも現役バリバリの働きガマたちだ。

今回は200キロ離れた樺南と二股をかけて準備。最終的には2月末まで旧正月休みになった樺南を捨て、鶏西再訪となった。一度行った町は土地勘が働く。前回右往左往した反省から、今回は一路線重点に絞り、効率は悪くても内容重視で現場に臨んだ。前回時間を割けなかった適道と杏花も探索。ほぼ全容をつかむこともできた。中3日で撮影を楽しんだが、現地最終日になって、10数年の中国渡航史上初めて体調を崩し、食事と酒を一切受け付けなくなるという非常事態に陥った。幸い大事に至らなかったが、つくづくよる年波を感じた旅だった。

■ 2010年2月25日 初日朝8時すぎ、乗務員交代のため城子河の東場に集結した4両のSY。正確には左端に正陽向きの1両がいて, 左から2番目は重連だった。一本が出発した後、入れ替わりに1両がやってきて計7両のSYが集まった。21世紀の今、続々とやってくるSYに正直、感動した。

■ 2010年2月25日 適道の火力発電所内で撮影。コールタワーのおかげで煙の形が面白い。

■ 2010年2月25日 鶏西西から折り返しで別の炭鉱に向かう鉄路を行く単機回送。

■ 2010年2月26日 梨樹駅の朝。山間なのでこの時季でも早朝はマイナス20度以下に冷え込む。2条の煙が立ち上る。

■ 2010年2月26日 梨樹線新風の信号所付近で。

■ 2010年2月26日 梨樹線。平岡に向かう貨物列車。

■ 2010年2月26日 梨樹線の風山村付近。平岡行きの貨物列車。

■ 2010年2月26日 梨樹線の風山村付近。平岡行きの貨物列車。

■ 2010年2月27日 杏花線。杏花信号所に隣接するズリ捨て場。約1時間に1本の間隔で杏花から列車がやってくる。

■ 2010年2月27日 杏花線。前回撮り逃がしたプッシュプルをようやくゲットした。


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