Hessencourrier という Kassel と Naumburg の33Kmの区間を一時間半かけて 走る標準ゲージの山線が存在し、走行機関車は HC206 という Krauss-Maffei 1941年製造、ミュンヒェン生まれの E型タンク機関車である。年間の運転日は 年によって変わるが、おおよそ10〜12日で一日一往復の運転である。

ノウムブルクに向かってほぼ登りの片勾配の線区であり、復路は逆機運転であ る。すなわち往路を狙えば正面走行で煙が期待できることになる。しかしなかな か訪問する機会これまで無かったが、今回はフランクフルトからライプツィヒ への移動の合間に少し遠回りになるが寄ってみた。

俯瞰を狙っていたが濃霧で視界が効かず断念し、安直な線路端撮影を行った。 汽車が来る前、そして通過後も激しいドラフトが10分以上も響き渡っており 音の迫力も楽しむことができた。機関車はEタンクとはいえ小型機であるが、 迫力満点であった。