No.103 | 第四回ネルトリンゲン鉄道祭り(1)/ ワーグナー「パルジファル」 |
Nr.103 | 4. Nördlinger Eisenbahnfest(1) / Wagner PARSIFAL |
■ Nördlinger Bayern (Bayerisches Eisenbahnmuseum) 2025年05月31日(土)撮影 ネルトリンゲンのバイエルン鉄道博物館に動態保存されている 緑に塗られた4シリンダーの美しい S3/6型 に逢えて、しかも 01型などの列車も撮影できるということで離国日を含めて4日、 出発到着日含めて6日間という短期で訪独してきた。 まる一日中撮影する31日(土曜日)は沿線の景勝地であるHarburg で3本の列車を狙った。鉄橋の背後に Burg Harburg(ハルブルク城) が見えて、ドイツらしいイメージの場所である。 前日にネルトリンゲンの庫で S3/6が出てくると聞いており期待して いたが、来たのは 01型066号機であった。原型01型で本来なら喜ぶ ところだが、ちょっと残念であった。 |
![]() ![]() 列車は Donau-Ries Express である。 |
![]() 鉄橋横の駅を通過するため無煙で駆け抜けて行ったが、煙が出ると城が隠れる し、実際には悩ましい場所だ。 |
■ リヒャルト・ワーグナー 舞台神聖祝典劇「パルジファル」 2025年06月01日(日)、Oper Frankfurt (フランクフルト歌劇場) |
5月31日(土)に待望の S3/6型牽引の列車に逢えなかったから翌日も沿線で
汽車の撮影をするという選択も有ったが、フランクフルト歌劇場の演目も
外せなかった。クラシック音楽で一番好きな曲の「パルジファル」が演奏
されるのだから、このチャンスも滅多に無いのだ。ドイツで同曲を聴くのは
2019年04月28日にハンブルク国立歌劇場で聴いて以来ということになる。
訪独の旅にフランクフルト歌劇場では何回も聴いているが、どの曲も読み替え とばかりに時代背景まで無視した簡略化した舞台装置などで明らかに経費削減し たような上演が殆どであった。しかしこのパルジファルは違う!十分に舞台装置 や小道具類や衣装に至るまで贅沢で中世伝説にタイムスリップできるような 見応えさであった。クリングゾルがパルジファルを矢で襲う場面も光と歌手の 動きで効果的であった。最後、パルジファルとクンドリーが喜び合うアムフォル タスらを残して手を取り合って去っていく姿も印象的であった。そして何より 歌手が素晴らしいし、トーマス・グガッイスの指揮やオケが素晴らしかった。 バンダに配した女性合唱団が天上からの響きのようで神聖さを醸し出していた。 思い出しても素晴らしい演奏だった。
Richard Wagner PARSIFAL |
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Last Updated 2025-06-09