ドイツ語圏 (鉄道)
No.16 ドイツ・ドライゼーンバーン(三湖線) 朝と夜
Nr.16 Deutscheland ・ Dreiseenbahn Morgen und Nacht

■ 2015年12月28〜30日 撮影

ドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク ( Baden = Württemberg ) の Dreiseenbahn (3Seenbahn 、ドライゼーンバーン;三湖線) ティティゼー(Titisee)とゼーブルク(Seeburg) の間で、蒸気機関車が年末年始運転された。期間は12月28日から1月1日の5日間で、各日3往復づつが 蒸気機関車によって 「冬の蒸機運転(Dampfzugfahren im Winter)」と銘打ち行われた。そのうちの3日間、ティティゼーのホテルに滞在して撮影した。

運行に使用された戦時型の特徴を残した52型は軸配置が1−E で、全長は23mある。この機関車、1977年にドレスデン(Dresden) で社会主義時代の東ドイツ国鉄(Deutsche Reichsbahn) の機関車を撮影して以来だから、実に38年ぶりの撮影である。

Dreiseenbahn は DB の旅客列車も走るから、そのスジを縫って走る。蒸機による汽車の始発は、9時57分に Seeburug を出る。

冷え込んだ朝、駅外れの駐機所へ行くと、もうもうと蒸気に包まれて出区準備が整いつつあった。徐々に蒸気圧が上がって機関車が力を漲らせていく様子は、見ていて高揚するものがある。

上写真6枚;冷え込んだ朝、機関車も客車も蒸気に包まれて、出区準備が行われる。

上写真2枚;Schluchsee (シュルク湖)湖岸の線路を、朝日を浴びて走る。2枚の撮影日が異なるが、日が違うだけで情景が異なって見える。 この頃の日の出は、午前8時06分。山間から日差しが差し込むのは、9時近くになってからだ。

上写真3枚;この頃の日没時刻は16時49分。最終列車が Titisee (ティティ湖)湖畔を通るのは、17時10分頃である。 山間はみるみると闇に支配されていく。ISO感度を 1万まで上げて、ようやく撮影可能な条件だった。 湖畔のホテルなどの背後を、駅を出た夜汽車が山間にドラフト(排気)音を轟かせて峠に挑んでいく。


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Last Updated  2016-01-19