No.58 | ドイツ・温かいワイン列車 |
Nr.58 | Deutschland ・ Glühweinfahrt |
■ 2018年12月29日撮影 Im Landkreis Limburg-Weilburg in Hessen |
![]() ところで拙者はアルコールの入った飲み物に疎く、日本でもワイン(特に赤)を温めて飲むことが有るのか知らない。ただし、ただ温めるだけではない。このドイツにおけるGlühweinはシナモン、クローブ、スターアニスなどのスパイスを加えて温めるという特製のワインで、クリスマスなどの寒い時季に飲まれるのだという。 この特別運転の Glühweinfahrt では、列車内でこのGlühweinがふるまわれるのである(子供にはアルコールフライのキンダーパンチ)。この温かいワインを飲みながら蒸機列車に揺られ、Limburg の市場を見に行くのが目的の特別列車なのだ。 牽引した58型は誕生が1917(大正10)年で、311号機は製造が1921(大正14)年である。つまり日本で云うならば、1919(大正8)年に誕生した C51型に相当する時代の機関車である。ただし58型は貨物用機であって、3シリンダーの動輪5軸(1E ) の強力機で、各地の山線でも広く用いられた機関車である。 若干、日本の 9600型を連想するような無骨な外観で好ましいが、なかなか撮影チャンスが無かったのが、この度撮影することがやっと叶った。 |
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Last Updated 2019-02-21