日本!(雅楽・舞楽)
No.8 名古屋東照宮大祭舞楽
撮影場所&日;名古屋市中区丸の内 名古屋東照宮、平成18(2006)年4月16日
撮影機材;Nikon D70+SIGMA 10−20mmF4-5.6 & Nikon D70s+SIGMA18−50mmF2.8

尾張徳川藩主徳川義直が元和5(1619)年に南光坊天海を招いて創建したのが、名古屋の東照宮です。4月17日は御祭神の徳川家康公の命日であり、この日に神幸の儀を行っていました。寛永7(1630)年に朝廷から楽人を招いて道楽を奏し、前日には同じ楽人さんらで御神前で舞楽を奉納したのが、今日まで続いている舞楽奉納の始まりです。ということは、本年で実に376年の歴史がある行事ということになります。東照宮では元和6(1620)年から山車の巡行もありましたが、それらの山車は太平洋戦争で焼失してしまいました。その行事は九基の山車と供奉総勢6800人という壮大な行列でしたが、山車の焼失後はその祭りは無くなって、舞楽の奉納だけの大祭となりました。ただ、行列は“英傑行列”として名古屋のイベントとして復活しています。信長、秀吉や家康に市民が扮して市内を練り歩く、まったくのお遊び的イベントですが、、。
本年の舞楽の演目は、【振鉾・甘州・登天楽・春庭花・狛桙・蘭陵王・落蹲】に管弦の【長慶子】でした。
夜の照明の下での雅楽演奏による舞楽は夢のように美しく、その幻想的な雰囲気を重視したアングルと表現で写してみました。当夜の舞の大きな感動のうち、僅かでも写真として表現できているとお感じ頂けましたら嬉しいです。

《参考書》【愛知県の歴史散歩】P.113(1983年第1版9刷)、山川出版社

【春庭花】楽屋から登台へ、、、。

上左【蘭陵王】、上中【春庭花】、上右【落蹲(納曽利)】

【蘭陵王】

【落蹲(納曽利)】


トップページ 日本! (お神楽・田楽) 日本! (花祭) 日本! (雅楽・舞楽、能楽) 日本! 日本! (南北朝)
日本! (念仏・風流) 日本! (真清田神社) 日本! (オコナイ) 日本! (近江の祭・火祭) 日本! (山鹿灯籠まつり) 日本! (復活 蒸気機関車)
日本! (真野恵里菜) 中国の蒸気機関車 たけやま3.5 越天楽(Blog) 日本! (ヴァイオリニスト 谷口沙和さん)
ドイツ語圏(鉄道) ドイツ語圏(音楽・観光) ミャンマー 作者・写真集 掲示板 作者へメール

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

広告ポリシー
Last Updated  2009-12-29