雨の中の神事を雨儀(うぎ、あめのぎ)という。雨が降ると神職さんが参進される時に番傘をさされる。 傘は色彩豊かではなく質素であるが、雨の境内ではむしろ華やいで見える。 神事は平日に行われることが多いため、限定された日程での撮影で雨儀になればラッキーである。 今回UPの写真は2004年8月4日、外宮での「風日祈祭」である。 この神事は午前5時に正宮で開始のため、斎館を出られるのは午前4時50分頃で、この時期では日の出前である。 空は白み始めても、雨の境内は暗い。その中を神職さんが乳白色の番傘をさして参進されるのは、幽玄である。 真っ暗な境内は一般参拝者は私のみであり、見せる目的の祭りではないことが設定時間からも明らかで、それが逆に敬虔さを醸し出している。 雨儀、、、チャンスがあれば今後もその情景を撮影したい。 |
(午前4時50分)
(午前5時21分)
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Last Updated 2005-09-27