撮影場所&日;三重県伊勢市、平成18(2006)年11月5日 撮影機材;Nikon D80+VR18-200mm
皇大神宮別宮の倭姫宮(やまとひめのみや)の御祭神は、天照大御神の御杖代(みつえしろ)となって大和から伊勢へ巡幸された垂仁天皇の皇女、倭姫命(やまとひめのみこと)である。宮中に祀られていてはと天照大御神の御安座の地を定めるために諸国を経て、現在の伊勢の地に伊勢神宮を創建された功績があるにもかかわらず、倭姫命を祀るお社が明治になるまで無かった。そこで宇治山田(現在の伊勢市)の人々が倭姫命を祀るお社の必要性を市長らと運動し、国会にも請願したという。それは明治20年頃のことというが、お社が実現したのは大正12(1923)年11月5日のことである。伊勢神宮の別宮14社で、創建年月日が明瞭で新しいのは倭姫宮だけだそうだ。神宮だけでなく、地元民の熱望によって祀られたお社は、むしろ伊勢の人々の鎮守神様のように崇敬されている。それは、この「秋の大祭」の主催が民間人の奉賛会であることからも分かる。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
Last Updated 2006-11-09