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No.104 八百津祭り
■ 令和6年04月14日(日)、岐阜県加茂郡八百津町

秋の味覚の和菓子に「栗きんとん」が有るが、この菓子の発祥の地である 八百津町において「だんじり」を大舩神社に曳き上げる春祭りがある。

黒瀬、本郷、芦渡の三集落がそれぞれの だんじり を本祭時に八百津役場 前に一度集合後に約1Km離れた神社まで奉納に曳かれて行くのだ。

神社境内に三台のだんじりが集合するのだが、山の中にもかかわらず神社 の名前は舩と付いている。御主祭神は山の神である大山祇命鹿屋野比賣命 であるが、神社の謂れを知ることが祭りの由来を知ることでもある。

八百津町は木曽川沿いの港町として奈良平安時代から栄えた古い町である。

山で切り出した木材は木曽川の水運で町の中の錦織湊から筏で下流に運ばれ、 遷宮の御用材にも用いられたことがあるようである。ある時、山の巨木を 舟用に切り出そうとしたが全く山から下すことが出来ない。その代わり その巨木に留まった鳥が頂きの方に飛んだ方向には動かすことが出来た。

きっと鳥は山の神の使いだろうと舟に使うのを止めて、切り出した 山の頂上方向に移動して山の神として崇めた。しかし年月が経つ間に山頂に 参拝に行くのが大変な事から現在の大舩神社の地に里宮として祀り、山の 神、そして舟になるところだったから水運の安全と繁栄を願って大舩 という名前のお社となった。

現在、だんじりが三台出て曳回されるが、元禄年間(1688〜1704)の頃に 成立したという。まさに庶民が豊かになってきたころである。三台はそれぞれ 舟の部分を表現しており、三台で一艘になるような状態である。その一艘に なる状態は試楽の本祭前日に八百津橋の上、そして本祭の八百津役場前で 実現される。高さ6m、重量4トンのだんじりは釘を一切使わず、藤づる で締め上げて作り上げられる。だんじりの屋台上にはお囃子がそれぞれの だんじりで異なる調子のお囃子を調べながら、八百津役場前から大舩神社まで 約1劼竜離を約1時間かけて曳かれていく。だんじりばかりに目がいくが、 だんじりに先行して祭主などの祭礼行列や献饌行列が出るなど神事としての 手順がしっかり斉行されていることに感銘を受けた。


■黒瀬組
最初に神社に来社されたのが舟の艫の部分の黒瀬組。


■本郷組
次に舟の中央部分である本郷組。


■芦渡組
最後に舳先である芦渡組。一番重いのか、阿弥陀坂を曳上げる のに苦労してらっしゃった。


■ 大舩神社境内に佇む三台のだんじり



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Last Updated  2024-05-23