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No.37 京・もみじ〜『祇園小唄祭』、地主神社『もみじ祭』
■祇園小唄祭

撮影場所&日;京都市東山区円山公園、平成19(2007)年11月23日
撮影機材;Nikon D80+VR18-200mm

『祇園小唄』は、長田幹彦氏が昭和初期に祇園の御茶屋さんで作詞し、佐々紅華氏が作曲して、映画『絵日傘(昭和5年)』の主題歌となって流行した曲である。四世井上八千代師が振り付けして、今では花街の芸舞妓さんがお座敷で必ず舞う代表的な舞踏曲になっている。円山公園に昭和36年に、その歌曲の碑が設置された。平成14年から、『祇園小唄』の功績を顕彰しようと、芸舞妓さんが歌碑に花を添え、歌詞を朗読する祭が11時半より約20分間行われる。紅葉をバックに、もみじの簪の舞妓さんが華やかであった。


■地主神社『もみじ祭』

撮影場所&日;京都市東山区 、平成19(2007)年11月23日
撮影機材;同上

京・円山公園での『祇園小唄祭』を撮影後、清水寺・地主神社へ移動した。午後2時からの『もみじ祭』を奉拝・撮影するためである。特徴は、巫女さんが紅葉を採物に舞う「紅葉の舞」であろう。むろん紅葉は、一年間の収穫が終わった感謝の時季のシンボルであり、11月23日は新嘗祭であるから、もみじ祭は新穀儀礼であることは申すまでも無い。新嘗祭は天皇陛下が新穀をきこしめす(召し上がる)処に本旨があり、その前に皇祖の大御神はじめ諸神にも献上する祭祀である。宮中にて陛下御親らおこなわれるとともに、全国神社でもそれにならって祭典が執り行われる。地主神社さんでは、新穀で造られたにごり酒を献上し、『もみじ祭』が斎行された。神楽は「もみじの舞」の他、「剣の舞」「扇の舞」が奉奏された。

     《参考文献》
     【神道祭祀】真弓常忠、朱鷺書房


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Last Updated  2010-06-10