■ 岐阜県飛騨市(飛騨古川)、平成29(2017)年1月15日 撮影
初めて撮影に訪れた平成29(2017)年の「三寺まいり」の日、折しも大寒波が来襲し て雪の降り続く中での行事となった。参拝の御嬢さん達におかれましては本当に寒い 中で大変疲れ様でしたが、写真を見ると これ以上の素晴らしい機会はなかなか無い であろうと思われるほどで、積雪や吹雪も美しい情景に花を添える結果となっている。 さてさて、、、1月15日に行われるとは、親鸞聖人入滅の日を西暦(グレゴリオ暦) に換算して行われるのである。200年前の行われ始めた頃には旧暦が使われていたの だから、11月28日前後に行われていたのだろうか。その点は不明である。娘さんが出 会いの場となった頃、つまり明治大正期には既に西暦が使われていたのだが、入滅の 日が1月15日というのは奇しくも旧正月に一致する。奉公から地元に戻って来ていた 娘さんは、お正月というよりも小正月に合わせて戻ってきていた可能性がある。まつ りに関し「お祭りは 先祖の血筋 切らぬため」 という川柳(※)があるらしいが、 「三寺まいり」は地元で多いであろう浄土真宗の行事と祭りの真意が、まさに一致し た行事であると云えよう。 今回、「三寺まいり」は初訪問であったが、素晴らしい時を過ごすことができました。関係の皆々様や着物のお嬢様らに感謝申し上げます。 (UPさせて頂きました女性は市公認と許可を頂きました方です。) (※)池田弥三郎著『性の民俗誌』(講談社学術文庫) |
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上写真11枚;雪降りしきる中での情緒ある「三寺まいり」。 |
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上左右写真;2センチの積雪で交通機能が麻痺する我が家近辺と異なり、雪にも強い飛騨路。本格的な雪道走行の往復だった。愛車も雪まみれで走行した。 |
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Last Updated 2017-01-23