日本!(オコナイ)
No.23 高月町 重則
撮影場所&日;滋賀県長浜市(旧伊香郡)高月町重則、平成22(2010)年2月7日

午前4時13分に自宅を出発、翌朝の午前2時半に帰着で、滋賀県長浜市高月町(もと伊香郡)の重則と西野のオコナイを拝観・撮影してきた。
このページのUPは、重則のオコナイである。
重則には午前6時半に到着し、頭屋さん宅から午前7時に出発する社参行列から撮影させて頂いた。頭屋さんは本日までで、明日からの頭屋さんは昨年のオコナイの日に決まっている。本日の玉籤で決まるのは、再来年からの頭屋さんであり、オコナイ講員10人から選出される。頭屋さんは御神体であるオトウ(オカワ)を一年間お守りするなどの責任があるが、諸儀礼やオトウ作りは集落集会所で行うなどされている。自宅で全て行うのは大変だが、集会所なら頭屋さんも講員も気兼ねなく行うことができ、良いことだろう。頭屋さんは一年間、四足の物を食べないなどの制限は解除されているが、それは時代の変化とも云えるが、儀礼やオトウ作りなどは丁寧にされており、本質が見失われていないことに感銘を受けた。さて、社参行列であるが、集会所から約400mも離れた丘の上の観音薬師堂へ社参である。集会所の隣には大浴神社もあり、かつては同じ境内に祀られていたようだが、今は神社からは離れている。神仏分離の頃に分かれたのであろうか。ここ重則のオコナイには古文書が残っており、寛政8(1796)年のオコナイ引継ぎ者などが記録されている。実際は記録に残らない、もっと昔から行われていたであろう。集落や組での取り決めをおこなう組織の屋台骨がオコナイの組織であった。そして、昨日に頭屋さんが、「オコナイを通して男としての動作を学べる場であった」と仰ってらしたのが、印象的であった。現在においても、礼儀作法や身嗜みが学べる場であることには違いないであろう。社会人として自覚、そして日本人としての誇りなどの価値観が錯綜している現代、かえってオコナイの場は見失ってならない自覚を促して方向性を示している貴重な場として機能していけば良いのだが、、、と思った。
オトウ(オカワ)は本日の前に注連縄を外して、集落の結界の場所で燃やして厄を祓う。そして社参の後で集会所で、これから一年間、集落をお守り下さるオトウの注連縄が作られる。これがエビの付いた、大変に立派で美しいオトウであった。

※重則の皆様には、たいへんお世話になりまして、どうもありがとうございました!

上写真2枚;観音薬師堂へ社参。そして撤下。

上写真左右;社参後に、集会所でオトウ作り。

上写真;しっかりしたエビのついた、美しいオトウ(御神体)だ。

上写真4枚;観音さま薬師さまの御神酒、引継ぎの御神酒と、盃ノ儀が続く。そしてやがて、御神体のオトウが新頭屋さん宅へ送致される。


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Last Updated  2010-02-19