撮影場所&日;滋賀県米原市甲津原、平成23(2011)年2月20日 |
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ここのオコナイの特色は、御鏡餅が丸餅ではなく、平べったい四角の形をしていることである。四角形の御鏡餅は、高月町西野で撮影しているが、湖北が“餅のオコナイ”とは云えども、四角形は実際には希少な形態である。この四角い御鏡餅が、板輿の上に“座布団”と呼ばれる藁を乗せ、その上に御鏡餅を乗せて献鏡に向かう。献じられるのは天満神社と、末社の面堂である。面堂は室町時代の能面が御神体となっているそうである。その能面、雨乞いに使われることが有ったという伝承で、水乞いに洗面所という場所で洗うと雨が降るという。実際には雨が豊富な土地であり、雨乞いも必要ないと地元の方は仰っていたが、過去には渇水の時季もあったのであろう。そのオコナイに奉仕される人は、地元の麻で編んだテナシという作務衣を着て行われる。 ※甲津原の皆様にはお世話になりまして、どうもありがとうございました。 |
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Last Updated 2011-05-17