撮影場所&日;滋賀県蒲生郡日野町大窪・松尾 、平成22(2010)年4月4日 |
長さ数メーターの竹ヒゴに白やピンクの薄和紙で花弁を付けたものをホイと称し、そのホイが枝垂れるようになることからホイノボリという。日野町では7つの神社で奉納されるが、22本が奉納される大窪・松尾地区による南山王祭が最も大規模である。このホイノボリの由来には、推測によるが諸説ある。ホイノボリのてっぺんに御幣を立てることから、稲の神を迎える依代であって、地面に立てることで大地との交接を象徴しているという説。中世の都市祭礼芸能に登場する練り物に由来するという説。そして三つ目の説は、鎮花祭に由来する説である。鎮花祭とは、春の花の散る季節、散る花のように疫病が広がり人や農作物がダメージを受けないようにする、厄除けの儀礼である。ホイノボリは日野川および支流域で行われることから、農業用水を共有する地区が合同で行うなどにも特徴がある。 |
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上左右写真;午前9時頃、日枝神社へ出発する前に、各地区では準備が進められていた。 |
![]() ![]() 上写真2枚;各地区からホイノボリを日枝神社へ運ぶ。 |
![]() ![]() 上写真2枚;22本揃ったホイノボリの下では、 氏子衆が酒や料理を囲んで歓談し楽しむ。 |
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Last Updated 2010-04-22