日本!(近江の祭・火祭)
No.31 山ノ神まつり (日野町石原)
■撮影場所&日;滋賀県蒲生郡日野町石原、平成23(2011)年1月2日

石原の会議所に午前7時44分に到着した時には、既に石原の男性が山ノ神まつりの祭具の準備中であった。主だった祭具は、樹木を切り皮を剥いだ股木。これは男女の顔を画き、シンボルを画いたり付け足したりして、通称オッタイ(男)とメッタイ(女)となる。そして注連縄。せっかく編み上げた注連縄は、山ノ口を開ける時に鉈で切断される。と云うか、切断するために編み上げる。そして山へ向かう先祓いの松明は、竹を束ねた長さ2.5mはある長大なものだ。それに竹矢来は、御神饌を置くのに使う。そしてツトである。ツトは供物を収納する長細い藁袋と思えばいい。これらが出来上がると、会議所の土間で、少年によって玄米が「千石万石おめでとう」と唱えながら、杵で3回半撞かれる。4回目を撞く直前に止めて3回半であるが、この不完全に止める意味は、どしても判らなかった。撞かれた玄米がツトに納められると、広間で拝礼で、そして山へ出発となる。山の祭場では御神木前に木に注連縄を渡し、ツトなどの供物をおそなえする。そしてオッタイ、メッタイを置く。準備が整ったら、オッタイとメッタイのシンボルに御神酒を掛けて濡らしてから模擬性交儀礼である。山が里に豊かさを産む源という考えから、性交儀礼が予祝として行われるのだろうか。そして注連縄を鉈で切り落とし、山の口開きとなり、祭りが終了となる。伊勢神宮の式年遷宮でも、御用材を切り出す前に「山口祭」という祭礼があるが、これなども山ノ神を祀る山の口開けである。この儀礼で山ノ神に礼を拝して、やっと人は山に入ることが出来るのである。
※石原の皆様にお世話になりまして、感謝申し上げます。

上写真4枚;山へ向かう前の準備と、出発前の拝礼。

            上写真3枚;山へ向かう。新春の光が眩しい。

上写真;静寂と凛とした空気が漂う、祭場。

上写真左右;オッタイ(男)メッタイ(女)と、模擬性交儀礼。

上写真左;祭場での直会での鰯。一尾頂いたが、これほど美味い鰯は久しぶりだった。
上写真右;注連縄を切り、山の口を開く。

上写真;里へ帰る。


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Last Updated  2011-01-19