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日本! (ヴァイオリニスト 谷口沙和さん)

No.1 2022(令和4)年 機


★ 私の2022年07月以降の拝聴記録で、谷口氏の演奏全記録ではないこと御了承下さい。
(文中、奏者の方の敬称略)


■スイーツタイムコンサート『電力王 福沢桃介と日本初の女優 川上貞奴 水力発電物語』
2022年07月09日(土)、宗次ホール(名古屋市中区)
ヴァイオリン;谷口沙和、フルート;林里沙、ハープ;森清奏子

公演協力に長野県南木曽町が観光ブースを出し、某旅行会社も協賛していた。
南木曽町に七つの水力発電所を作った福沢桃介と、サポートした川上貞奴について朗 読と写真で 足跡の観光要所を紹介しながら、演奏が行われた。(朗読;加藤裕子)

構成は
話 福沢桃介と川上貞奴
演奏 ヴァロワ(不詳);ヴィ―ンの思い出、グノー;アヴェ・マリア
話 壮大な「木曽川オペラ」
演奏 ブラームス;ハンガリー舞曲第5番
話 100年を迎える桃介橋と須原発電所
演奏 ショパン;ノクターン
  (休憩)
演奏 エルガー;愛の挨拶
話 南信州に咲き誇る花桃の秘話
演奏 シューマン;トロイメライ、ヘンデル;ホーンパイプ
話 歴史とひのきの香る里 南木曽の魅力
演奏スメタナ;モルダウ

日本には資源が無い とは言わせない、とばかりに、落差も水量も豊富な木曽川に目 を付けて水力発電所を 作って日本の近代化の立役者となった福沢桃介に川上貞奴の偉業を振り返ってみるの も、電力不足が 云われる昨今、意義有ることだろう。
演奏曲はいづれも5分以内の短い曲だが、いわゆる名曲集的な馴染みの曲ばかりで、 3人の各楽器の アンサンブル豊かに抒情的に演奏されて 聴き応え有った。


■ 「コントラスト 愛」
2022年07月11日(月)、ザ・コンサートホール(名古屋市中区)

ヴァイオリン;谷口沙和、ソプラノ;尾崎保乃歌、ピアノ;石田明日香

プッチーニ 歌劇『ラ・ボエーム』より「私が街を歩けば」
マスネ   エレジー
ショパン  エチュード Op10-1
ノクターン 第20番 遺作
シューマン 子供の情景 より「トロイメライ」
ベッリーニ 歌劇『カプレーティ家とモンテッキ家』より
「おお幾たびか」
トークタイム
G・マルティーニ 愛の喜びは
F・クライスラー 愛の喜び
小林秀雄     落葉松
(アンコール)ヴェルディ 歌劇『椿姫』より「乾杯の歌」

愛知県立芸術大学をこの春に卒業されたお三人で、明朗快活な 谷口氏のデリケートにして力強いボーイング、冷静沈着な石田氏 の深みのある鍵盤、豪放磊落な尾崎氏の伸びやかで艶のある声 という個性が融合した素晴らしく、そしてほのぼのとした演奏会だった。
愛の喜び、そして悲しみ というコントラストをテーマにした 曲の選曲だけでなく、各人の愛のコントラストと演奏に関して トークで考えが聴けたのが奏者の人間性にも触れられて良かった。
しかしまだ卒業したてで、もう完成への道を進んでおられる事と 思わずにはいられなかった。おそらくこのお三人、これから 各所の演奏会で大活躍されることと思うので、要注目だ。


■ ジブリ曲演奏会  
2022年07月30日(土)、カフェ Little happiness coffee(愛知県長久手市坊の後)

バイオリン;谷口沙和&黒岩美音、ヴィオラ;大木美稀子、チェロ;長谷川寧々 

開演は11時00分〜 と 13時00分〜 の2回であるが、午前中の仕事後に駆けつけて 13 時の演奏に間に合った。
現地に着いたのは12時30分頃で、昼食に バターチキンカレーをオーダーし、セット を食べながらワクワク しながら待つ(本当に美味しいカレーでした)。

2022(令和4)年11月、長久手市に「ジブリパーク」がオープンするが、それにちな んでジブリ曲が選曲された。
柔らかくて艶のある弦の奏でる調べは美しい響きで、ジブリの世界に誘ってくれた。 特に「カントリーロード」は印象深かった。この曲、実は自分的には ジョン・デン バーや故オリビア・ニュートン= ジョンの世界なのだが、ジョン・デンバーのような西部臭のあるカントリー&ウエス タンの世界では無く、弦楽奏団に よると緑豊かな丘陵の世界、まさしく長久手を彷彿としたから驚きだ。
演奏は聴衆も楽しみながらの時間となり、本当に楽しいひと時であった。
尚、カフェ little happiness coffee の方にも席をご配慮頂き感謝申し上げます。


■ランチタイム名曲コンサート Vol. 2347【絵手紙 de クラシック 夏物語】
2022年08月15日(月)、宗次ホール(名古屋市中区)

ヴァイオリン;川合晶、 谷口沙和、ヴィオラ;若林めぐみ、チェロ;坂田晃子

成田為三;浜辺の歌
中田喜直;夏の思い出
ピアソラ;ブエノスアイレスの四季より 夏
ヴィヴァルディ;「四季」より第三楽章 夏
小山作之助;夏は来ぬ
大中寅二;椰子の実
メンデルスゾーン;真夏の夜の夢より 結婚行進曲
ガーシュウィン;サマー・タイム
ヘンデル;水上の音楽
ドビュッシー;弦楽四重奏曲ト短調OP.10より第一楽章
(アンコール)J・シュトラウス;雷鳴と電光

各曲の時に一枚づつ応募された夏がテーマの かわいい絵手紙がステージ背後に投影 され、演奏された。
夏がテーマの曲ということだが、終戦記念日に映画『二十四の瞳』で歌われた「浜辺 の歌」を鎮魂に最初に プログラムした妙は心打たれるし、懐かしい響きの四重奏であった。その白黒映画を 映画館で観た世代では ないが、拙事務所の有線BGMで管弦楽版が流れており、ついつい小豆島の青い海を思 い浮かべてしまう曲なのだ。
タイトルに「夏」や「水」や連想する曲の選曲の中で、拙者がこれまで未聴の曲、ピ アソラの「夏」はちょっと バルトークを連想するような民族的エネルギッシュさでお気に入りとなる曲だ。 ドビュッシーの四重奏曲のようにアグレッシブな選曲も息の合った4人の奏者によっ て、聴き応え十分だった。
楽しい夏のひと時、爽やかな気分にさせて頂いた素敵で楽しいコンサートだった。


■「花霞」
2022年08月18日(木)、ANNEX HITOMI ホール(名古屋市中区葵)

Quartet mum (バイオリン;川合晶、 谷口沙和、ビオラ;日比ありさ、チェロ;貫名紗詠)

ミヨー作曲 弦楽四重奏曲第一番 Op.5
フォーレ作曲 弦楽四重奏曲 ホ短調Op.121
ラヴェル作曲 弦楽四重奏曲 へ長調
(アンコール)ドビュッシー作曲「月の光」

既に同四重奏団は「花」をネーミングに掲げながら、本年で4回目となられるとい う。
おぼろげな花の霞の美しさである「花霞」の今回は、20世紀初頭のフランスで作曲さ れた3曲であった。
世紀末と第一次大戦前後に作曲された3曲には、強いピッチカートや強迫的とも感じ られるボーイングに 不安感を内包しつつ、時々感じられる美しい旋律に、おぼろげな花霞を感じる。が、 特に気に入ったのは フォーレの第三楽章だ。ワーグナーのトリスタンとイゾルデのような死へのエクスタ シー、それでいて抗う ような息遣いが激しく感じられた。
4人の奏者の皆さんの緊張感を貫いた各楽器の主張と同調に、ゾクゾクとして聴き 入ってしまった。
まさに ブラボ〜! である。


■愛知県立芸術大学音楽部同窓会愛知県支部『ベル シェーヌ演奏会』第18回新人演 奏会、第9回 定期演奏会
2022年08月27日(土)、ザ・コンサートホール(名古屋市中区)

谷口沙和さんのヴァイオリン演奏に関して、、、 曲は ブラームス作曲 ヴァイオリンソナタ第一番ト長調 Op.78 「雨の歌」より第一 楽章
(ピアノ;大脇萌夏)
谷口氏が演奏されたのは、新人演奏会の方、、、えっ?! 演奏会で活躍されている のに、新人なの って思うが、大学卒後1年以内ってことだろう。しかし演奏の実力は狄型諭 では ない。
谷口さんがステージに登場すると、パッと雰囲気が華やぎ、一気に拝聴する集中力を 高めさせてくれる。
スター性とはそういうものだろう。
曲は三楽章形式の第一楽章だけだが、切なくも美しいメロディを高揚と抑揚のバラン スを取りながら、哀愁を こめて弾きあげてくれて素晴らしかった。 この曲、全曲演奏は 9月18日(日)の谷 口沙和&大脇萌夏(両氏) デュオリサイタル【親愛なる】(スタジオ・フィオーレ;14:00〜)で聴けるのだろ う。こちらの演奏会への 期待も高まる。


■ランチタイム名曲コンサート Vol. 2354【見上げてごらん夜の空を】
2022年09月09日(金)、宗次ホール(名古屋市中区)

ヴァイオリン;武市莉佳、谷口沙和、ヴィオラ;三浦可菜、チェロ;坂田晃子

ドビュッシー作曲「ベルガマスク組曲」より 月の光
ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」
フォーレ作曲 歌曲「3つのメロディ」より 夢のあとに
モーツァルト作曲「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」より第一楽章
滝廉太郎 作曲 荒城の月
ドボルザーク作曲 オペラ「ルサルカ」より 月に寄せる歌
ボロディン作曲 弦楽四重奏曲第二番より第三楽章 夜想曲
(アンコール)見上げてごらん夜の空を

中秋の名月の頃、美しい月の輝きを彷彿させるコンサートへ 昼休みに行ってきた。 いづれも夜の空を見上げてみたくなる選曲であったが特に、西欧曲の間に「荒城の 月」を挟んでくる 粋なプログラミングは絶妙で、古城の情景が思い浮かぶような弦の調べに、目頭が熱 くなる。
西洋曲においても 弦の優しい調べを堪能できて、良かった。
曲の前には奏者の方々が順に曲の紹介をされるのも宗次ホールコンサートならではで 親しみやすく、なるほど 「月」をピックアップしてもこのような曲が有るのかと納得で、聴き応えがあった。
なお奏者の方々は夜のイメージの青系のドレスで、美しかった。


■Cafe NUCO カフェ コンサート
2022年09月10日(土)、(名古屋市港区名港)

この一週間は 「谷口さんゴールデンウィーク」だ。09日の宗次ホール、10日の Cafe NUCO そして 18日デュオリサイタル「親愛なる」と続く。

昨日は14時00分〜14時25分、14時30分〜15時05分と2回の演奏で、タイスの瞑想曲や G線上のアリアなど 名曲に加え、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータよりアルマンド、 クーラントなど厳粛な曲も 深い雰囲気で演奏された。コンサートホールも良いが、この様なより親しみ易い環境 での演奏も良い。
曲の紹介には谷口さんが自身の思いを述べられて、そのトーク力も発揮されて楽し かった。
撮影させて頂けた(深謝) 。


■《親愛なる》   デュオ リサイタル 谷口沙和(バイオリン)+大脇萌夏(ピアノ)
2022年09月18日(日) スタジオ・フィオリーレ(名古屋市中村区)

谷口氏と大脇氏は、さまざまな作曲家の「その時」における愛の心情の音楽表現と なった発露を、表現豊かに 演奏された。モーツァルトの悲しみの愛、シューマンの包み込まれるような愛、雄大 なショパン、そして美しい メロディが作曲された背景を知ると鎮魂歌のように寂しく聴こえるブラームスな ど、、、曲を通じてお二人の奏者が 伝えたかった作曲家同士の「親愛」だけでなく、聴衆への「親愛」なるメッセージと して、嬉しくありがたく 拝受してきた。本当に胸が熱くなるコンサートで、聴けて良かった。

モーツァルト; ヴァイオリンソナタ 第21番
シューマン; 子供の情景より「トロイメライ」
       ミルテの花より「献呈」
       アダージョとアレグロ
      (以上、谷口氏+大脇氏)
ショパン; バラード第一番 (大脇氏)
ブラームス;ヴァイオリンソナタ第一番「雨の歌」
(アンコール)トルコ行進曲
      (以上、谷口氏+大脇氏)


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Last Updated  2022-11-30